お部屋探しガイド(契約までの流れ)
これから新生活を始めるためのガイド。
お部屋探しの準備から契約、引越しまでをサポートする情報が満載!是非、ご活用ください。
お部屋探しを始めるにあたって、「こんな部屋に住みたい」「この地域に住みたい」といったような希望の条件がたくさんあるかと思います。
しかし、100%の希望を満たすお部屋を探し出すのは簡単なことではありません。
そこで、希望条件に優先順位をつけて、納得のいくお部屋探しをするために準備をしてみましょう。
また、お部屋を借りる際には、借りた後だけではなく、借りる前にもお金がかかってしまうものです。
事前にどのような費用がかかるかをしっかり把握して、しっかり準備をしておきましょう。
お部屋探しガイドの目次
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お部屋探しの準備(現在のページ)
引越1か月前から3週間前
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納得のいくお部屋探しをするために、希望条件の優先順位を整理してみよう。
こだわりも部屋探しのヒントにしよう。
引っ越しまでにかかる費用がどのくらいかかるかを把握しよう。
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不動産会社を訪問
引越3週間前から2週間前
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目的に合わせて不動産会社を選ぼう。
マナー・節度を持って、不動産会社を訪問しましょう。
物件の下見をしよう。
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契約の手続き
引越2週間前
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契約の基本的な流れを把握しよう。
契約書の内容はしっかり確認しよう。
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引越し
引越日
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引越し方法を選ぼう。
荷造りをしよう。
閉栓・移設手続きをしよう。
引っ越し当日にすること。
納得のいくお部屋探しをするため、希望条件の優先順位を整理してみよう
予算(家賃は月収の3分の1が目安です)
家賃は「収入(月収)の3分の1以下」が一般的な目安だと言われています。
(「月収」には、ボーナスや不定期な収入は予算に入れないようにしましょう。)
例えば、月収が18万円の場合、目安となる家賃は6万円。
暮らしには、ガス代、水道代、電気代、駐車場といったように家賃以外にもお金がかかります。
予算を決めるのはお部屋探しでとても重要です。
しっかり毎月払うことができる家賃を考えたうえで、お部屋探しをします。
今後の物件選びの時には、これ位なら嬉しいな、という『希望家賃』と、これ以上は無理だな、という『上限家賃』の2つをイメージしておくと迷いが少なくなります。(『上限家賃』は、一度決めたら変更しないことが重要です。)
希望地域(「○○町の近辺」「○○学区内」というように、幅をもって考えましょう)
通勤・通学は毎日のことなので、交通の便が良いことは物件選びの重要なポイントとなります。
ですが、「通勤・通学に便利な○○○町」といったように一つの場所に限定してしまうと、選択肢が少なくなってしまいます。
希望により近いお部屋を探し出すためには、「○○町の近辺」というように、幅をもって考えることが重要です。
幅をつくればつくるほど、希望のお部屋と出会える可能性も広がります。
通勤通学時間を考え、広い視野で住む地域を考えるのがポイントです。
間取(部屋のレイアウト・収納の大きさも考慮して間取りを決めよう)
お部屋の広さだけに拘らず、収納やレイアウトも考慮して間取りを決めるのがオススメです。
例えば、お部屋が狭くても、収納が大きければ、お部屋を広く使うことができます。
また、お部屋のレイアウトによって家具の置き位置や、生活空間が全く異なってきますので、実際に物件を見ながら、生活スタイルに最適な間取りを決めましょう。
希望地域を考える際と同様に、最初は希望の間取りは幅を持たせて考えておいたほうが良いでしょう。
拘りも部屋探しのヒントにしよう
自分の拘りに合わせてポイントを考えることも大切です。
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築年数
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建築中、または完成後1年未満で未入居の物件を新築、築5年以内の物件は築浅と呼ばれます。
これらは人気があるので家賃は高いですが、逆に築年数が10年を超えると家賃は抑えられます。
一概に、「築年数が長い」=「古い」というわけでもなく、リフォームやメンテナンスが行き届いている物件は、内装が綺麗になっていますので、確認してみましょう。
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階数
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防犯面を考慮すると、2階以上に住むのがオススメです。
ただし、1階なら行き来が楽で下に音が響く心配もなく、小さな庭がついていることもあります。
また、家賃も安く設定されていることもあります。
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フローリング
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同じ間取りの和室に比べて、家賃が高く設定されていることが多いです。
フローリングに拘りたいけれど、高い家賃は払えないという方は、畳の上に自分でフローリングシートを敷いて代用することで、見た目はフローリングのように生活することも可能です。
また、「落ち着く」などの理由からあえて畳を選択する人も多いです。
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収納
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リビングが広くないお部屋でも、収納が広ければ居室を広く使えます。
服や荷物が多い方は、収納が広い物件やウォークインクローゼットがある物件がオススメです。
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ネット環境
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最近は、ネット回線が整備されている物件が多いですが、無い場合は工事が必要になります。
物件情報に「光ファイバー」など、使える回線名が明記されている場合も多いので、ネット環境に拘りたい方は、事前に確認してみましょう。
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方位
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部屋全体の明るさだけでなく、冷暖房費、湿気にも影響します。
例え窓が南向きでも、周囲に高いビルや木があると日当たりが悪くなるので、下見の際には必ず確認しましょう。
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条件付き
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「友人同士可」「ペット相談可」「楽器相談可」など、自分に合ったこだわり条件を選択しましょう。
この条件の記載が無い場合でも、大家さんによっては条件付きで許可してくれることもありますので、どうしても住みたいお部屋があれば、交渉してみるのも一つの手段です。
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駐車場・バイク置き場
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車を持っている方、持つ予定がある人は、最初から条件に入れて探しましょう。
建物に備え付きの駐車場と、建物の近隣の駐車場を契約できるケースがありますので、自分が気に入った物件がどちらのケースなのかを事前に調べておきましょう。
駐車場が無い場合には、早めに近隣の駐車場を自分で見つける必要があります。
引越しまでにかかる費用がどのくらいかかるかを把握しよう
お部屋契約時の初期費用については、「家賃の6ヶ月分(税別)」が一般的な目安だといわれています。
敷金2ヶ月、礼金2ヶ月、仲介手数料1ヶ月(税別)、入居する月の前家賃1ヶ月の計約6ヶ月分です。
ただ、敷金・礼金などについては、お部屋によって様々ですので、予算に合った条件で物件を選びましょう。
この他には、引越し費用や家具家電など生活用品をそろえる費用もあるので忘れずに。
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敷金
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賃料の不払いや、退去時の原状回復費用(通常の使用に伴い生じた損耗を除く)の未払い等に備えて、貸主が担保として預かる費用です。
退去時に実費を差し引いて、清算され残金が返還されることがあります。
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礼金
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入居にあたっての預け金である敷金や保証金に対し、貸主に対して契約締結の謝礼的に支払うものです。
解約・契約終了時も返還されません。
礼金の額は物件によって異なりますが、およそ家賃の1~2ヶ月分が相場です。
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仲介手数料
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不動産会社を介して部屋探しを行った場合、契約成立の報酬として不動産会社に支払うものです。
貸主と借主から受け取る報酬(仲介手数料)の合計は家賃の1ヶ月分(税別)が上限となります。
※ロックハウスの賃貸物件については、「礼金、および仲介手数料がゼロ」です!つまり、家賃の約3ヶ月分位の初期費用で入居できます!